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DX推進の第一歩:業務の可視化から始める
現場の「見える化」がDX成功の鍵
81合同会社2025年12月8日10分で読める

なぜ業務の可視化が重要なのか
DXを進める上で最も重要なのは、現状を正確に把握することです。多くの企業がDXに失敗する原因の一つは、現状分析を疎かにして、いきなりツール導入に走ってしまうことにあります。
業務を可視化することで、以下のメリットが得られます:
- 無駄な作業や重複作業が明らかになる
- ボトルネックとなっている工程が特定できる
- 属人化している業務が見えてくる
- デジタル化すべき優先順位が決められる
業務可視化の具体的な手法
1. 業務フロー図の作成
最もシンプルで効果的な方法は、業務フロー図を作成することです。
作成のポイント:
- 担当者ごとにレーン(スイムレーン)を分ける
- 作業の開始から終了まで時系列で並べる
- 判断ポイント(分岐)を明確にする
- 使用するツールやシステムも記載する
2. 業務棚卸しシート
各担当者の業務を一覧化するシートを作成します。
| 業務名 | 頻度 | 所要時間 | 使用ツール | 課題 |
|---|---|---|---|---|
| 請求書作成 | 月1回 | 4時間 | Excel | 手入力が多い |
| 在庫確認 | 毎日 | 30分 | 目視 | 正確性に不安 |
3. ヒアリングの実施
現場の担当者に直接話を聞くことで、フロー図だけでは見えない課題が浮かび上がります。
ヒアリングで聞くべきこと:
- この業務で困っていることは何ですか?
- もっと効率化できると思う部分はありますか?
- この業務がなくなったら、何に時間を使いたいですか?
可視化から見えてくる改善ポイント
パターン1:手作業の繰り返し
同じデータを複数のシステムに入力している、毎回同じ形式のメールを手打ちしているなど、自動化できる作業が見つかります。
パターン2:情報の分断
部門間で情報が共有されていない、最新データがどこにあるか分からないなど、情報連携の課題が明らかになります。
パターン3:属人化
特定の人しかできない業務、マニュアルがない業務など、標準化が必要な作業が特定できます。
可視化の次のステップ
業務を可視化したら、次は優先順位をつけて改善に取り組みます。
優先度の判断基準:
- 効果の大きさ(時間削減、コスト削減)
- 実現の容易さ(技術的難易度、コスト)
- 関係者の協力が得られるか
まとめ
DXの第一歩は、派手なツール導入ではなく、地道な業務の可視化です。現状を正確に把握することで、本当に必要な改善策が見えてきます。81合同会社では、業務可視化から改善提案まで、一貫してサポートしています。
業務可視化業務改善フロー図



